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秋の風


2019.09.02

令和元年9月号 秋の風

秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる
千百年余り前の平安時代前期、貴族、歌人、書家として生きた藤原敏行の歌で古今和歌集に収録されています。立秋の日に詠んだもので、秋がきたとはっきりと目には見えないけれど、風の音ではっと気づいたという意味です。今年の立秋は8月8日で、既にひと月近くが経ち、ようやく秋の風を感じられるようになりました。この夏は梅雨明け前からいくつもの台風が生まれ7月末の町民夏祭りを一日延期して開催し、8月中旬台風10号が当地に大雨と強風を運んできましたが暑い夏の風でした。9月29日には第12回町民運動会が予定されています。昨年は台風のため中止されましたので今年こそ天候に恵まれることを期待しています。これから秋たけなわ、秋の風を感じつつ、稲の収穫が始まる中、幼児園、小学校、中学校、町民の各運動会でスポーツの秋を楽しみ、中秋の名月を愛で、灯下読書に親しみ、秋の味覚を満喫し、各神社の秋祭りなどで地域の絆を深めていきたいものです。
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