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故郷探訪 興徳寺


2022.07.04

令和4年7月号 

故郷探訪 興徳寺

 小里川を望む高台に小里の郷を見守るかのように建つ臨済宗妙心寺派「全源山興徳寺」は、戦国時代後期から江戸時代初期にかけてこの地を治めた旗本小里氏の菩提寺として慶長6年(1601年)建立された寺で、ご本尊は釈迦如来です。
 本堂には小里光明、光親、光重3代の位牌が安置され、境内には3代の墓碑が建立されています。
 寺には延文2年(1357年)に作られた寺宝の菅原道真公(木造檜材、寄木造、像高35㎝)があり、昭和31年に岐阜県の重要文化財に指定されています。菅原道真公と言えばご存知のとおり学問の神として有名で、お守りを戴いて試験に臨む受験生も多くいそうです。努力なくして志望校合格とはいきませんが、努力の後の神頼みはいかがでしょうか。
 また、陶工羽柴与左衛門が制作した興徳寺所蔵の茶壷は昭和54年瑞浪市文化財指定されており、現在は瑞浪市陶磁資料館に寄託されています。
 興徳寺には興徳寺の御朱印と羽広観音堂の御朱印があります。御朱印を集めてみえる方、織田信長、徳川家康に仕えた小里氏の菩提寺を一度訪れてみてはいかがでしょうか。
 春には木造の山門をくぐり抜けたその先に、しだれ桜の花が満開です。
                                                 (M)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 


   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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