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まつりの力


2017.06.30

まつりの力
「コンコンチキチン、コンチキチン」華やかな山鉾巡行が都大路を練り歩く。灼熱の日射しと相俟って、目眩めく感動を覚えた五〇年前の夏…。
祇園祭は一ケ月の長きにわたって様々な祭事が行われる日本三大祭りの一つである。七月、京都は祭り一色になって燃え上がる…。
そして5年後、祭元の八坂神社境内の能舞台で、習い始めた狂言を奉納上演し熱い汗と冷汗をたっぷりかいたのも、今は懐かしい思い出である。
祇園祭は今から千百年以上前に疫病が大流行し、その悪霊を払うため行われたのに端を発している。まつりは、人の心に勇気を与え、明るい希望を齎し、連帯感を高める不思議な作用がある。この心意気が古都の伝統文化を守り育てているといっても過言ではない…。
サテ、こちらは我が稲津の夏まつり。今年で五〇回、半世紀の歴史を重ねた。これをステップに新たな文化も創造していきたいと思っている。
今年も大漁旗、狂俳行灯に夜店、太鼓に盆踊りにフラダンス。夜空を焦がす花火。ドカン、ドッカーン!多彩な仕掛けを用意しております~る。
ゆめゆめ、後の祭りとならぬよう、お出かけを!
 (K)
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