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粟の観察日記⑬ 精粟 / 中山さん宅


 10月5日(木)

 今日は3日前に脱穀・もみすりされた粟を、精白しました。

 3日前の玄粟。

 ふ~ん…   これはお米なら まだ黒い皮を被った玄米の状態ものなんですね。

 

 小栗さんのお宅でお借りしてきた精米機。むか~し実家でも見たことある!今はコイン精米機に持って行きますが…

 これだと30㎏の玄米を精米するのに1時間近くかかるそうです。

 

 「粟、少しずつ入れてみよか…」「どうなるかわからんで…」

 

 「おっ、なかなかいいんやないの?!」

 

 小栗さん、農協さん、まちづくり、県職員、みんなで覗き込んで…、「ちょっときれいになったかな?」

 

 「大丈夫そうやで、全部入れよか。」

 

 精米機で圧をかけて回すこと40分。ほんわかあったか~くなります。

 

 左が精粟前の粟。右が一皮剥けて気持ち色白になった粟。

 

 「このくらいかなあ? あんまりやると削れてなくなっちゃうとあかんでなあ。」

 

 粟糠、ここにたまってます。

 

 きれいになりました。

 「もったいないで、たまっとるのも…。」手を切らないように気を付けて…

 「傾けると残ったのも出てくるんや。」 お元気なことです!

 

 餅粟だそうです。

 鳥のえさのよう、と言うけれど、ビタミンB群、鉄、その他のミネラル、食物繊維も豊富で、五穀米などにして食べることが見直されているんです。うちもお米に混ぜて食べてます!

 お米よりしっとりと、油が搾れるような感じの粟糠です。

 

 きれいになったように写真ではみえますが、まだ小さな黒いゴミが混じって、小さめの粒や、少し透明っぽい粒も…。

 「これを選別して献上できるようにするには、タイヘンなことやなあ。」

 厳選されたぷっくり丸い薄黄色の5合の粟にしなければなりません。

 

 精米機、軽トラに積んで持って来てくださった 小栗さん、ありがとうございました!

 10日に粟の選別 9時~、ピンセットで頑張ります!

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