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瑞宝双光章・更生保護功労


瑞宝双光章・更生保護功労

工藤 誠さん 75歳  (大牧)

 春の叙勲で、瑞宝双光章・更生保護功労を受章しました。
 受章の知らせを受けたときは、驚きましたが、ありがたいなと思いました。
1998年5月に保護司の委嘱を受け、28年目になります。2021年からは会長として活動しています。
 保護司は、非常勤の国家公務員ですがボランティアとして、犯罪をした人の立ち直りを支援するだけでなく、地域社会の安全安心を守るための活動をしています。
 犯罪者の多くは家庭環境に課題があり、愛情不足で人間不信になっていますので、その傷ついた心をどう和らげていくかが重要です。8割の方が社会復帰しています。担当した人と出会ったとき「結婚して子どももでき、仕事もまじめに勤めているよ」と話してくれたことがとても嬉しかったす。

保護対象者が決まるとまず家族の気持ちや、居住場所の調査をします。

帰る家がない場合は、更生保護施設に入る場合もあります。

 

保護対象者は、月二回の面談をし、校生保護プログラムに準じて社会復帰を目指します。

 

本人も後悔しています。更生することをセカンドチャンスと私は言っています。

チャンスを掴むためには、周りの人の温かい目が必要なので皆さんのお力をおかしください。

 

保護観察期間中に更生できないときや、再犯してしまった場合は刑務所や少年院へ戻されることもあります。

 

地域社会の安心安全を守るため防犯のPRや、小学校6年生、中学3年生や高校生に薬物乱用教室を開いて

恐ろしさを知ってもらう活動もしています。

 

現在、瑞浪保護区保護司会には定員16名の保護司が在席しています。

稲津地区には私を含め2名です。今は主に後継者指導や相談役をしています。

 

 

 

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